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Retour de flamme

映画
05 /28 2019
アルゼンチン映画、やっぱり主演はこの人リッカルド・ダリン。

retourdeflamme.jpg 「RETOUR DE FLAMME」
Sortie : le 8 mai 2019
De : Juan Vera
Avec : Ricardo Darín, Mercedes Morán, Claudia Fontán, Luis Rubio, Andrea Pietra ...
あらすじ マルコスとアナは息子がスペインへ留学したのをきっかけに中年の危機に陥り、お互い合意のもと、別々の人生を歩むことにする。しかし新たな恋人との生活もどこか虚しいものになって行き…。

彼が出ているからフランスの配給会社が上映権を買うのか、アルゼンチン映画は彼なしではあり得ないのかわかりませんが(笑)、とにかく必ずリッカルド・ダリンなのです。だけどまあそれも納得。特徴のある声と抜群の存在感、そして決して美形というわけではないのに溢れる魅力。今回の映画も、彼あっての作品だと思わざるを得ないのだけど、こんないいオトコが夫なのに別れる妻の心理が理解できない(笑)
もっとも、テーマ自体は普遍的というか、私たち夫婦もばっちりこの世代なので、ずっしりリアリティのある内容。色々考えさせられるお話でした…。

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Passion

映画
05 /24 2019
濱口竜介監督が東京芸大大学院修了制作展に出品した2008年の映画が公開されました。

passion.jpg 「PASSION」
Sortie : le 15 mai 2019
De : Ryusuke Hamaguchi
Avec : Aoba Kawai, Ryuta Okamoto, Fusako Urabe, Nao Okabe ...
あらすじ 友人と集まったレストランで、長年付き合っているカップルが結婚を発表する。ところが、友人たちのリアクションは思わぬ方向に展開していき、それぞれの関係が変わってゆく…。

濱口監督と言えば、「ハッピーアワー」で一気に世界的に注目されましたが、既にこの初期の映画でもスタイルが確率されている。ほぼ全編、時に哲学的な会話で埋め尽くされていて、かつてのフランス映画のよう。最近こういうスタイルのフランス映画は少ないですけどね…。でも、それで何事も起こらないわけではなく、結構ドラマティックな展開も盛り込まれているのがこの監督の面白いところ。会話の内容が重要な位置を占めるこの手の映画で、字幕に頼らずに理解できるのはいい(笑)。
これからも楽しみな監督が、フランスでも見れるようになって嬉しいです。

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Tanguy, le retour

映画
05 /06 2019
2001年に公開されるや、大人になっても巣立てない子供の代名詞になった「タンギー」続編。

tanguy.jpg 「TANGUY, LE RETOUR」
Sortie : le 10 avril 2019
De : Étienne Chatiliez
Avec : André Dussollier, Sabine Azéma, Eric Berger, Emilie Yili Kang, Nicolas Tang ...
あらすじ 北京にいるはずの44歳になったタンギーは、ある日突然妻のメイ・リンが出て行ったと16歳の娘のジューと共に両親の元へ戻ってくる。茫然自失の息子を慰め受け入れるポールとエディットだったが、タンギーが再び両親とずっと一緒に暮らそうとしていることに気づく…。

吸いついて離れない蛭のような息子タンギー役のエリック・ベルジェ、余りにもタンギーのイメージが強すぎて、以降何をやってもタンギーに見えて鳴かず飛ばず。しかし久しぶりに見たら、髪の毛は薄くなってるし、ちょっとぽよんとして、前作の時には若かったのでそれなり可愛げもあったがそれももはやなく、鬱陶しさに磨きがかかっている。それに引き換え、アンドレ・デュソリエとサビーヌ・アゼマの2人は18年経っても全然変わりませんね~。若い時から美形だったデュソリエですが、老いてもシワシワになってもやっぱりかっこいい。サビーヌ・アゼマも相変わらずのスタイルの良さ。ミニスカートがこんなに似合う70歳はいないでしょう!
大ヒットコメディの続編にありがちで、やっぱり1本目の面白さには敵わないけれど、この素敵な二人を観るだけでも価値があるかな。

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Mon inconnue

映画
04 /29 2019
将来の大スター?の呼び声も高いフランソワ・シヴィル主演のファンタジー・ロマンス。

moninconnue.jpg 「MON INCONNUE」
Sortie : le 3 avril 2019
De : Hugo Gélin
Avec : François Civil, Joséphine Japy, Benjamin Lavernhe, Edith Scob, Camille Lellouche ...
あらすじ 人気作家のラファエルは、ある日目が覚めるとしがない高校教師、音楽教師だった妻のオリヴィアは、彼のことを全く知らない新進の人気ピアニストになっていた。このパラレル・ワールドで妻を取り戻し、元の世界に戻る方法はあるのか…?

フランソワ・シヴィル?誰だそれ?と大多数の人が思うぐらいの知名度(記憶に残らない名前だし)、まだパリの街を歩いても誰にも気づかれないぐらいらしいですが、今年既に3本の映画に出ていて年内公開予定のクラピッシュの新作にも出演と引っ張りだこ。確かにガスパー・ウリエルとロマン・デュリスを足して2で割ったような、整った顔立ちの笑顔が魅力的な青年ですが、このどこかで見た誰かみたいなイケメン、というのは結構落とし穴で、彼がこれから飛躍するにはこの顔だけではやっていけないでしょうね。どれだけ個性が出てくるかに期待。
さて、この映画については、ありがちな設定ながら、元の世界ではラファエルの陰に隠れて自分のキャリアを諦めていたオリヴィアが、立場逆転してスターになった途端、見違えるような美人になっているところがすごい(笑)。ところどころ粗削りというか、不出来なところもあるけれど、個人的にはどこか心の琴線に触れるところのある、なかなかいい映画でした…。

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Green Book/グリーンブック

映画
04 /23 2019
公開から3か月、やっと観てきましたグリーンブック。

greenbook.jpg 「GREEN BOOK : SUR LES ROUTES DU SUD」
Sortie : le 23 janvier 2019
De : Peter Farrelly
Avec : Viggo Mortensen, Mahershala Ali, Linda Cardellini, Sebastian Maniscalco, Dimiter D. Marinov ...
あらすじ 1962年、ブロンクスに住むイタリア系アメリカ人のトニーは、世界的に有名な黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーに運転手兼ボディーガードとして雇われる。黒人向けガイドの「グリーンブック」を頼りに、差別意識の強い南部へのコンサートツアーに出る2人は、生まれや性格の違いを乗り越えて互いの人間性を見出す…。

黒人のマハーシャラ・アリが、上品で教養があるドクターで、白人のヴィゴ・モーテンセンが粗野で無学な用心棒、一昔前の映画なら考えられない設定だけど、史実なんですよねー。そこが一番驚く。しかしヴィゴ、余りにも太っていて誰だか分からんぐらい。撮影のために20kg体重を増やしたので、今はもう元に戻っているらしい、良かった(笑)。体型だけでなく、こういう頭の悪い下品な男の役も珍しいような。マハーシャラ・アリは「Moonlight」でも、静かで知的な役でしたが、エレガントな雰囲気がぴったり。それに加えてピアノもある程度弾けないといけないし、2度目のオスカーも納得。
60年代なんてそんなに昔のことじゃないのに、「黒人お断り」なんて堂々と書かれていたうえに、何もしてないのに牢屋にぶち込まれたりというのが信じられない。だけど法律は変わっても、今の世の中でも人の態度や心情にはそれほど変化はないのかもね…。
人種やお互いの住む世界の違いを乗り越えて結ばれる友情と言えば、フランスの大ヒット映画「Intouchables/最強のふたり」が思い浮かびますが、あれは白人のクリュ―ゼの方がボスで、かなりステレオタイプの設定だもんなー。やっぱりこの点アメリカの方が大分進んでる。

「グリーンブック」公式サイト 公開中

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