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寝床から出るヤツ

フランス語
12 /02 2014
12月になった途端急に寒くなりました。今までが異常に暖かかったので、すごく寒くなった気がするけど、平年並みの気温になっただけ。あと3週間も経てば日が長くなるというのに、まだ冬が来てなかったなんてちょっとおかしい。
おかしいと言えば、このところの地中海沿岸の大雨。
今年になってから何度も洪水になっていて、またかという感じ。ボルドーは雨が多いけど、幸い洪水になったとはあんまり聞いたことがない。だけど、あちらはそんなに雨が多くないのに、降るとなったら集中豪雨。それに地盤があまり吸収しないのかも。
今年の夏ぐらいだったか、ガロンヌ河の上流でも氾濫したことがあって、そっちに実家のある友達が、
"La Garonne est sortie de son lit!"
と言っていたことがあった。
それまで聞いたことのない表現だったので、川がベッドから出る、ってなんだかかわいい、と思ってたら「川が氾濫する」という一般的な言いまわしでした。
そしたら、最近の度重なる洪水で、テレビでもやたらこの言葉を耳にするようになりました。でもよく考えたら、日本語も川床っていうから、発想は同じなのね。

かわいいなんて言ってる場合じゃありません。ビデオはエロー県の様子。



早く寝床に帰ってほしいものです。

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大根!

フランス語
08 /13 2011
昨日の夜、とある映画を観に行ったのですが、大いに期待外れ。
まだ2週目だというのに、ほんの小さなホールに、観客は私たちを入れて7人(笑)。始まる前は、いやー、来週もう残ってないね、これ、なんて言ってましたが、終わった途端、そりゃ、客が入らん訳だわ、こんな映画他の人に勧めないもん。
注目のフレッシュな美人女優が出てるし、コルシカが舞台なので見に行きましたが、まず主役の2人がどっちも辛抱できないキャラクターでいらいらする。話の展開はありきたり。コルシカの美しい景観はちょこっとしか見られない。

とまあ、こんな映画の話を記念すべき(?)100回目の「映画」ネタで書くのも何なので、ちょっと趣向を変えて、フランス語表現の話。
出来の悪い映画のことを、「navet」と言います。
ナヴェは本来、蕪のこと。日本語では、下手な俳優のことを大根役者と言いますが、なんだか似たようなニュアンスで面白い。

これすっごくつまんない映画だった!

と強調したい場合は、

"C'était un gros navet!"

と言ったりします。

定価でチケット買ってたら、暴れてたな。
でも、映画観るのって時間を取られるので、いくら見放題でも、何でもかんでもは行きたくないと言うのが、私のポリシーなのですが、princeはよく考えずに時間があればちょうどその時にやってるものを観に行きたがる。たくさん見なきゃ損だと思ってるのだろうか…。

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一番よく使う言葉

フランス語
02 /10 2011
今日は家探しの話はちょっとお休み。
昨日(おとついだったかも)面白いニュースをやってました。人が話している言葉の分析で(そういう機械ができたんだか、誰かが研究したんだかは聞いてなかったので不明)、主に大統領とか政治家のスピーチ。
そんなの教えてもらわなくても分かってたけど、サルコジの場合一番たくさん出てくる言葉は「je」(私)。オレオレ大王ですから。フランス語だと、あいつはmoimoimoiだからな、なんて言います。モワモワ大王(笑)(moiはjeの強勢形)。

「サルコジフランス語もう喋りません」

これはオレオレ大王じゃない一面ですが、フランス語分からなくてもおもろいのでどうぞ。

ところが、このビョーキはサルコ一人の問題じゃなく、右派の大臣たちも同様。それだけじゃなく、「je」の数が多い人2位はサルコのライバル、セゴレーヌ女史。あの人も自己チューだからねえ。普通社会党の人は1人称単数「je」じゃなくて複数の「nous」を使うんですけど。
3位は中道のフランソワ・バイルー。左右真ん中、関係ありません。

 「パリ・ゼニートでのミーティング」

これは、前回大統領選後のミーティングだったかな。コンサートのようなライティング。このシーンはじっとしてるけど、ロックスターのように走り回ってる場面もありました。すごい。こんな短い間に「je」出まくりです(笑)

歴代大統領のうちで、語彙が一番豊富なのはシラクだそう。あの独特の間の置き方とか、ゆっくりした喋り方はやっぱり口に出す前にだいぶん反芻してるからなんでしょうね。大統領たる人、言ったことには責任があるんだから、やっぱり言う前によく考えて欲しい。



去年のSalon de l'Agriculture(農業見本市)でもみくちゃにされながら語るシラク。大好きな農業サロン、もちろん今年も行くよ、と言ってました。

Salon International de l'Agriculture 2011 2011年2月19日から27日まで
                                ポルト・ド・ヴェルサイユにて

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テニス用語って。

フランス語
11 /13 2010
今、パリのベルシーにあるPOPBで行われているテニスのマスターズ1000。
今日行われた準決勝にモンフィスとリヨドラの2人が残り、盛り上がるフランス!この大会、以前も書いたけれどもちろんテレビ放映は有料チャンネルCanal+なので、通常ならカフェに行ったりしないと見れません。ところが、たまたまうちの契約しているBox(テレビ+ネット+電話がADSLでまとめてサービスされるシステムのこと。詳しくは「今週はテレビ漬け」を)、1週間のお試し視聴に当たっていて、うちで見れちゃったので、毎日観てました。

で、テニスを見ながら、フランス語のテニス用語を聞いていてふと思ったこと。
テニスはご存じのとおり、英語圏から広まったスポーツなので、普通は用語が英語ですよね。でも、ローランギャロスを始め、フランスで開催される場合はフランス語。ちょっと調べてみたら、フランスで始まったジュ・ド・ポームがテニスの前身だそうなので、フランス語が認められているのかな?ただ、選手たちも英語を使うのが普通だから、フランス語の用語をほとんど使わないんですよね。「ゲーム」は「ジュjeu」と言うけれど、「セット」を「マンシュmanche」と言う人はめったにいない。審判は使ってますけどね。「タイブレーク」はほんとは「ジュ・デスィズィフjeu décisif」と言うんだけど、「タイブレーク」と言う方が多い。という具合。

さらに、これは何もテニスに限ったことじゃないけど、英語のフランス語化。日本語でも同じだけど、例えば、「ブレークする」と言う風に、「~する」を付けて日本語にしますよね。フランス語の場合、動詞の不定詞(辞書に乗っている形)の語尾は-erが一般的なので、英語にこれを付けてフランス語化する訳です。「breakerブレッケー」と言う感じ。最近新しく始まった「チャレンジ」というCGでポイントを再現するシステムを要求することを、普通は「demander le challenge」とか言うのに、解説者が「challengerチャレンジェ」と言っていたのにはちょっと引きました。

こちらは昨日のニュースでの映像。


残念ながら、リヨドラはソデルリングに負けちゃったけど、モンフィスは初めてフェデラーを破って、去年に続いて決勝進出!リヨドラも3度もマッチポイントを握る惜しい負け方だったので、2人ともが決勝に残れなかったのは残念だけど、明日の決勝、そして12月のデビスカップの決勝も楽しみです!

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フランス人は橋の上でロマンチックに…?

フランス語
05 /11 2010
まだ私が語学学校へ通っていた頃。
私は日本でもフランス語はかなり長い間習っていたので、文法や綴りの法則、発音なんかについてはそれほど苦労はしませんでした。ただ、日常生活でよく使う表現や、スラング、地方別のアクセントなどは住んでみて初めて分かることだし、話す、書く、という能動的な能力は毎日使わなければ養われないものなので、発言機会の多い少人数クラスの学校へしばらく行っていました。
半年、或いは1年単位で登録しなければいけない大学付属の語学学校と違って、数週間だけでも登録できる私立の学校は、ヨーロッパ内からふらりとやってきた学生も多く、それぞれの国の話も聞けて、楽しい経験でした。

日本人は発音が上手でないことを気にする人が多いけど、どこの国の人もお国訛り丸出しで堂々と喋ります。特にイタリア人とスペイン語圏の人。同じラテン語系統なので、彼らにとってはフランス語は方言のようなもの。ちょっと勉強すればすぐに自分の言いたいことはべらべらとまくしたてられるようになります。でも発音は苦手。VとBの区別ができなかったり、que(ク)がどうしてもケになったり、Rは必ず巻き舌で。でもそんなことを恥じて寡黙になるような人はいません。英語圏の人も同じ。特にアメリカ人はどんなに完璧なフランス語を操る人でも、ぼんやり聞いていたら英語にしか聞こえないような発音の人が多いです。

本題に入ります。
そんな学校生活で、ある時、「自国人がフランス人に対して持っているイメージ」というお題でスピーチをすることになりました。私たち日本人は、「フランス人は金髪碧眼だと思っている」とか、ヨーロッパ人にはあり得ないことを言ってウケたような記憶があります。
タイトルに書いたのは、ノルウェー人の女の子が言ったこと。

「フランス人はロマンチックで、恋人たちは橋の上でキスする」

と言いたかったのですが、かなり上手に喋れてもフランス語歴が短かった彼女は
"Des couples baisent sur un pont."
と言ってしまいました。私は意味を知っていたので、思わず笑っちゃいましたが、先生はちょっと困って、
"s'embrassentだよね…?橋の下ならともかく上だし。"と。
baiserも辞書を引けばキスすると書いてありますが、古典文学ならともかく、現在では英語のファックに当たる表現。上品にmake loveと言う時はそのまんま、faire l'amourなので、これはヤる、という下品な言い方です。
なので、キスする、と言いたい時は(s’)embrasserという動詞を使わなくてはいけません。
ただ、名詞のle baiserはキスなので、donner un baiserはOK。もっとも、これはかなりお上品な人か、お年寄りしか使わないような気がしますが。くだけた表現のla biseか、もっとくだけてle bisouを使う方が普通です。

ビズー!と電話を切るときに言ったり、手紙の最後に書いたりしますが、これはほっぺにチュッチュッとやる挨拶のこと。かつては男同士なら握手で、女同士か、男女だけがしたのですが、最近は男同士でもやるのが流行りのようで、若い子たちは男女問わずやってます。家族はもちろん、昔から男同士でもするけれどね。パーティなんかで、たくさんの人がいるとこれをやって回らなくちゃならないので大変です。早く帰りたい時なんかは、はっきり言ってめんどくさい。
ちなみに、チューの回数は地方によって違います。ボルドーは2回。パリは本当は4回らしいけど、生粋のパリっ子は少ないので、2回が普通かな。3回という地方もあります。

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