たまが虹の橋を渡っていきました。
9月の終わりぐらいから、カリカリを普通に食べなくなり、お湯でふやかしてあげていましたが、どんどん食べる量が減って痩せていきました。

目が見えなくなってから、ほとんど膝に乗らなくなったのに、この頃からやたら乗ってきた。
あんなに大きい猫だったのに、片手で軽く抱えられるぐらい軽くなってしまい、足元もふらつくように。そして、遂に一粒も食べなくなったので、獣医に見せようと電話したら、あろうことかバカンスで閉まっていた。仕方ないので週明けの月曜に連れていったら、もう腎臓が全く機能していないので、打つ手なし。楽にしてあげたいというなら賛成です、ということだった。
この時、私は一人だったのですぐ決めるわけにもいかず、それにまだたまも立っていたし、鳴く元気もあった。カリカリは食べなくなっても、ササミは喜んで食べていたし、水もひとりで飲めた。ただ、元々便秘気味のたまは、カリカリを食べないのでトイレに行って頑張っても出ない、という状態が既に4日。このままほっておいても苦しいだけだし、帰ってきたprinceと相談して、次の日は仕事で遅くなるから行けないので、2日後の予約を入れた。その翌日から目に見えて弱っていき、大好きだったおやつのソースも舐めなくなってしまった。

でもまだこんなにかわいい。
日が差してきたので、太陽の当たる床にクッションを置いて寝かせて、たまの視線で窓を見上げてみた。

そうかー、ここからは空だけが見えるんだね。

最後の日は、辛そうに鳴くので、ずっと膝に乗っけていました。早く行ってあげられなくてごめんね、あと何時間の辛抱だからね、と。痛みが治まる訳でもないんだろうけど、不思議と膝に乗っていると鳴かなかった。それに、ほとんど歩けなくなっても、トイレに連れていくとちゃんとそこで用を足して、1度もお漏らしすることもなかった。
2日前と違って、もうキャリーに入れてもぐったり寝てるだけでした。獣医さんに、僕はまず麻酔で眠らせてから処置するので、眠らせるところまで付き添ってもらうのがいいと思います、と言われその通りにしました。火葬して後日遺灰をもらえるように手配してもらう手続きの時に、あら、この子別の名前があったの?と聞かれ、なんと元の飼い主のおばあちゃんの名前のまま登録されていたことが判明。そう言えば
SPAからもらったお手紙にスムーシュって書いてあったけど、SPAの人が仮に付けた名前じゃなくて、おばあちゃんが付けていた名前だったの?それならそうと言ってくれればよかったのに…。
家に帰って、見回すとたまの色んなものがうちのあちこちにある。見ると思い出して悲しいから、さっさと片付けてしまった。
封を切ったおやつが残っているから、ブブールちゃんにあげたら、今までそんなにうちの中には来なかったのに、長居するようになってしまった。ブブールちゃんはたまと仲良しだったから、居なくなってあれ?って思わないのかな?探さないかな?と思ったんだけど、ニオイでいないことは分かってるから探さないみたいです。
ブログを振り返ってみると、たまの若かった頃が。

爪をちゃんと研いで、まだ木登りをしていた時。
この頃最高に太ってて6㎏以上あったんですが(笑)

よく登ってたニワトコの木。

いつも夏になると入って寝ていたベッド。

お喋りなのはずっと。

萌えるおてて。

いつも

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