ワインを堪能する友人のボルドー滞在、3日目はヨーロッパ周遊中の別の友達夫婦も合流。ワイン好きの一行なので、気軽に参加できるテイスティングの講習会があるといいなと探していたら、シテ・デュ・ヴァンでボルドーばかり4種類を試飲するアトリエをやっているのを見つけた。
シテ・デュ・ヴァン(ワイン博物館)ここで講習会をやっているとは、今回調べるまで知りませんでした。本来ここのアトリエは、地元の人に何度も足を運んでもらうために、どっちかというとボルドー以外の様々なワインの試飲をやっているようですが、夏休み中なので観光客向け需要に答えているんでしょう。シテ・デュ・ヴァンはボルドーきっての観光施設なんですが、常設展を見て展望台でワイン1杯飲むのに20€って、結構高い。同じ20€なら、このアトリエの方が行く価値がある気がする。建物もさっと見れるし。
という訳で、週末の午後4時半から1時間の講習会。1階にある試飲用のスペースは、360度スクリーンになった丸い部屋で。

テーブルにはお水と、パンフレット、グリッシーニが置いてありました。

パンフレットには、生産地の地図やブドウの品種、テイスティングの仕方などが書かれています。
説明してくれるのはソムリエの方。このアトリエはフランス語のみなんですが、なぜかこの日担当していたのはスコットランド人で、ひどい訛りでごめんね、と最初に謝ってました(笑)。ワインの歴史などをざっと説明してから、最初の白ワインと共に映像が流れます。

アルカションの風景なので、飲む前からこれはアントル・ドゥ・メールだろうなと分かってしまう(笑)
フルーティでありながらミネラルも感じる、牡蠣にピッタリなボルドー定番の組み合わせ。

続いての赤ワインには、サンテミリオンの風景が。
これ、私はサンテミリオンだと分かるけど、丘の上にちまちまと古い建物が並ぶ村がちらっと映るだけで特に特徴がある訳ではありません。ただ、ボルドーの生産地でこういう場所は他にないというだけ。
最初が右岸だったので、2番目の赤ワインはもちろんメドック。メルロー主体でソフトな印象の右岸に対して、カベルネ・ソーヴィニヨンのパワフルさと奥行きのある味わいが特徴。続けて飲むことで、違いがよく分かります。
最後は甘口の白。私は好きじゃないけど、やっぱりボルドーを代表するワインの1つとして、出てくるだろうなと思ってました(笑)。他の3つはあらかじめグラスに注がれて用意してありましたが、これだけは3杯目を試飲している時までちゃんと冷やしてあったものを出してきてくれました。冷たくない甘口なんて、全然おいしくないものね。

この日のラインナップ(写真ボケてました、すみません)。
Ch. La Freynelle(Entre-Deux-Mers)
Ch. des Landes cuvée tradition (Lussac Saint-Emilion)
Ch. du Glana (Saint-Julien)
Ch. Crabitan Bellevue cuvée spéciale (Saint-Croix-du-Mont)
この講習会
Atelier Bordeaux 360°、かなり人気で、前日に見たら結構埋まっていたのでネットで申し込んでおきました。定員いっぱいではなかったけど、残り数席という感じだったので、予め予約しておく方がいいようです。
ランキング参加中!