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カヌレワイン

ワイン
08 /26 2023
友達に貰ったーと言ってprinceが持って帰ってきたもの。

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カヌレワイン。

正しくは、カヌレ型の瓶に入ったロゼワイン。中身は普通のロゼで、カヌレ味がする訳ではありません(笑)
カヌレの専門店La Toque Cuivréeで売っています。今までにもカヌレ以外のお菓子も売ってるなと思っていたけど、ワインまであるとは。確かに色は銅のカヌレ型のに近いのであんまり違和感はないのですが…、かわいいから瓶は取っておこうと思うけど、それ以外にこのワインを買う意味があるだろうか(-_-;)。いかにも観光客狙いっぽいけど、これをくれたのはボルドー育ちの人(笑)

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サンテミリオン散策とシャトー・ル・シャトレ

ワイン
08 /22 2023
お友達のワイン旅、最終日はサンテミリオン。ワインの好みに特別拘りがないのならマストな観光地なので、最初から予定に入れていたのですが、この日も40度近い暑さ。訪問するシャトーは11時に予約していたので、朝早めに出て涼しいうちに村を散策、のはずだったんですが、レンタカーを借りるのに手間取ったり、別のトラブルもあったりでシャトーにも遅刻(-_-;)。
この日行ったのは、シャトー・ル・シャトレ。もう散策は難しいかもしれないけど、幸いここは村のすぐ近く。

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畑からLes Grandes Murailles(13世紀の修道院の名残り)が見えます。

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Château Le Chatelet

ル・シャトレは何度か来たことがあるけど、グラン・クリュ・クラッセだというのに無料で試飲・見学を受け付けているし、村から歩いて来れるぐらいの近さ。で、この日もたくさんの訪問者で賑わっていました。

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見学は自由にカーヴを見てきます。


こじんまりしていますが、石切り場跡の地下で瓶を貯蔵(写真はシャトーのサイトから)。

試飲はバリックの置いてあるシェで。

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シャトーの2019、2020と、厳選の果実だけを使ったル・シャトレの3種類。セカンドも言えば出してもらえたと思うけど、結局良いのを飲めばセカンドなんてどうでもよくなってしまうので意味ないし(笑)
シャトーは古いミレジムでもう少し安いのもありましたが、2019で70€。ル・シャトレは130€ぐらい。昔買った時は確か2009で、40€ぐらいで高い!と思ってたけど、クラッセに入ってからずいぶん上がったなー…。でもやっぱりとてもおいしくて、左岸派の友達も気に入ってくれました。

昼食をはさんで、せっかくなので村も散策もちょっとだけ。首尾よく入口のパーキングに場所を見つけたので、さっと回ろうとインフォメのある広場へ。日が照りつけて暑いけど、いつもの眺望スポットは案内しなければ。しかし自分では写真撮ってませんでした(笑)
インフォメの入っているのは古い修道院だった建物で、通り抜けて中庭に出られます。

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回廊の壁がアートになってました。

お土産売り場を覗いて、車に戻る道すがらマカロン屋さんに寄って、無事サンテミリオン極短観光終了。

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普段は常温保存のマカロンですが、今はあまりにも暑いので帰ったら冷蔵庫に入れてと言われました。

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シテ・デュ・ヴァンのワイン講習会

ワイン
08 /21 2023
ワインを堪能する友人のボルドー滞在、3日目はヨーロッパ周遊中の別の友達夫婦も合流。ワイン好きの一行なので、気軽に参加できるテイスティングの講習会があるといいなと探していたら、シテ・デュ・ヴァンでボルドーばかり4種類を試飲するアトリエをやっているのを見つけた。

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シテ・デュ・ヴァン(ワイン博物館)

ここで講習会をやっているとは、今回調べるまで知りませんでした。本来ここのアトリエは、地元の人に何度も足を運んでもらうために、どっちかというとボルドー以外の様々なワインの試飲をやっているようですが、夏休み中なので観光客向け需要に答えているんでしょう。シテ・デュ・ヴァンはボルドーきっての観光施設なんですが、常設展を見て展望台でワイン1杯飲むのに20€って、結構高い。同じ20€なら、このアトリエの方が行く価値がある気がする。建物もさっと見れるし。
という訳で、週末の午後4時半から1時間の講習会。1階にある試飲用のスペースは、360度スクリーンになった丸い部屋で。

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テーブルにはお水と、パンフレット、グリッシーニが置いてありました。

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パンフレットには、生産地の地図やブドウの品種、テイスティングの仕方などが書かれています。

説明してくれるのはソムリエの方。このアトリエはフランス語のみなんですが、なぜかこの日担当していたのはスコットランド人で、ひどい訛りでごめんね、と最初に謝ってました(笑)。ワインの歴史などをざっと説明してから、最初の白ワインと共に映像が流れます。

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アルカションの風景なので、飲む前からこれはアントル・ドゥ・メールだろうなと分かってしまう(笑)

フルーティでありながらミネラルも感じる、牡蠣にピッタリなボルドー定番の組み合わせ。

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続いての赤ワインには、サンテミリオンの風景が。

これ、私はサンテミリオンだと分かるけど、丘の上にちまちまと古い建物が並ぶ村がちらっと映るだけで特に特徴がある訳ではありません。ただ、ボルドーの生産地でこういう場所は他にないというだけ。

最初が右岸だったので、2番目の赤ワインはもちろんメドック。メルロー主体でソフトな印象の右岸に対して、カベルネ・ソーヴィニヨンのパワフルさと奥行きのある味わいが特徴。続けて飲むことで、違いがよく分かります。
最後は甘口の白。私は好きじゃないけど、やっぱりボルドーを代表するワインの1つとして、出てくるだろうなと思ってました(笑)。他の3つはあらかじめグラスに注がれて用意してありましたが、これだけは3杯目を試飲している時までちゃんと冷やしてあったものを出してきてくれました。冷たくない甘口なんて、全然おいしくないものね。

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この日のラインナップ(写真ボケてました、すみません)。

Ch. La Freynelle(Entre-Deux-Mers)
Ch. des Landes cuvée tradition (Lussac Saint-Emilion)
Ch. du Glana (Saint-Julien)
Ch. Crabitan Bellevue cuvée spéciale (Saint-Croix-du-Mont)

この講習会Atelier Bordeaux 360°、かなり人気で、前日に見たら結構埋まっていたのでネットで申し込んでおきました。定員いっぱいではなかったけど、残り数席という感じだったので、予め予約しておく方がいいようです。

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ワインどころ

ワイン
08 /20 2023
午前中のマルゴーのシャトー見学から戻ってきて、午後はワイン好きさんには外せないグラン・テアトル周辺へ。

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観光がてらと思ったんですが、暑いので体力温存でトラムに乗って行き、劇場をちょっと覗いただけに終わりました(笑)

最初の目的はボルドー専門のワイン屋さんL'Intendant。グラン・テアトルのほぼお向かい。

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螺旋階段の周りにぐるりと並ぶワイン。

ワインを買うならここ、といつも友達を連れていくけど、あまりにもありすぎて選ぶのに困るという話も(笑)
予算と好みを伝えるとこれはどうかな?こんなのもあるよ?とか色々アドバイスしてくれます。

無事お買い物を済ませて、じゃあワインバーに行こう、ということでボルドーワイン委員会(C.I.V.B.)がやっているLe Bar à vinへ行ってみます。観光案内所の真向かいという絶好の場所、しかも土曜の夕方。いつでも並ぶという噂だったけど、やっぱり入口で待っている人が。4、5組ぐらいだったのでしばらく待ってみましたが、全然出る人がいない。

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内装も素敵な感じだったんだけど…。

場所やお店の雰囲気もさることながら、ここが人気なのはグラス2€~という破格の安さ。格付けの付いた高級シャトーでも10€。観光客はもちろん、地元ボルドーっ子だってお気に入りに挙げる人が多い。

空きそうにないので諦めて、近所に最近できたL'Ampéloへ行ってみることにしました。ここ、元々古くからワイン屋さんがあった場所で、新しいお店に代わってその場で飲んだり食べたりもできるようになったというニュースを目にしていました。

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お洒落でモダンな明るいお店。樽の板を使ったデコレーションもいい感じ。

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壁際にずらりと並ぶワイン。

ワインを飲みたいと言うと、白?赤?と聞いただけで去っていくので、なんだろう、そんなにたくさんリストがあるのかな、と思っていたら勝手に選んで持ってこられた(-_-;)。そんなに素人っぽく見えたかな(笑)。後からよく見たら、店内のあちこちにワインバーでよく見るボタンを押すと1杯分出てくるマシンがあったので、自分で物色してあれ飲みたい、と言えば良かったのかも。それにしても、好みを聞いてくれたって良さそうなものだが…。店内は広々していて、ゆっくりお喋りしながら楽しめました。



この3軒はいずれも至近距離にあるのですが、これ以外にもワイン屋さん集中地帯です。ワインバーはボルドー中どこでも増殖していて揚げるとキリがありませんが、この地区は時間を選ばず行けるのがいいですね。

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マルゴーのシャトー巡り

ワイン
08 /19 2023
日本から来てくれたのはボルドーワインが大好きという友人。彼女のリクエストで、マルゴー地区のシャトーへ行くことにしました。日本人にどんなワインが好き?と聞いても明確な答えが返ってくるのは珍しいので、好みを指定して貰えるのは有難い。
真夏で暑いかもしれないからと午前中に予定を組んでおいたのですが、予想が的中して猛暑でした。もっとも、シャトーでの試飲は涼しい場所なのでいいんですけどね。

最初は家庭的なこじんまりしたところを見てもらおうと、この前発掘したクリュ・アルティザンのClos de Bigos。 

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今回は息子のニコラさんに案内して頂いたので、てきぱきと進みました(笑)。先代のおじいちゃんとはまた違ったお話も聞けて楽しかったです。10月にあるマルゴーのイベントMargaux Saveursにも参加していますが、ここは常時見学試飲無料で受け付けているので、メドックにお越しの際はぜひ!

次の予約まで少し時間があったので、ニコラさんにもお勧めされたシャトー・マルゴーを見に行きます。

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公園のような感じに整備されていて、左手に駐車場もあります。

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お約束で門の隙間から。

実はシャトー・マルゴー見学も受け付けてはいるんですが、試飲はプロの人のみ。それじゃ行く意味ないやん(笑)。

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たわわに生ったブドウ。

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お隣のシャトー・パルメールです。

さて、時間なので予約しておいたシャトー・フェリエールへ。ここは、格付けの付いたところで、8月の週末にも開いているところ…、と探していて見つけたのですが、偶然友人の大のお気に入りのシャトー!と喜んでもらえました。


通称「ワイン街道」ことD2沿い、しかもマルゴー村のど真ん中。

メドックに来ると必ず前を通るけど、ここに来たのは10年ぐらい前。扉がまだ新しい木の色↓だったけど、すっかり落ち着いた灰色になっている(笑)

ferriere1.jpgメドックのシャトー巡り(16)

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試飲はブティックになっている表の建物で。

こんなおうちっぽい内装だったかな?もっとも、ポルト・ウヴェエルトの時は人が多くてわさわさしているので、見えなかっただけかも…。見学+試飲3種類だと25€、試飲だけなら15€なので、友達は見学を付けてもらって、私たちは試飲だけしました。

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保存料無添加のInspiration 2021、同じオーナーのCh. La Gurgue 2019(27€)、そしてCh. Ferrière 2018(57€)。
全部マルゴーですが、違いは歴然。最初のアンスピラシオンは早飲みのお気軽ワイン、ラ・ギュルグはまだ若いこともあって、結構飲みづらい感じもあり、フェリエールになると複雑さと華やかさが同居していて、力強さを感じるのに口当たりはまろやか。今飲んでも十分おいしいけど、飲み頃はあと5年後ぐらいなのかな~。古いミレジムと比較させてくれるシャトーだと、こんな風になるのね、と想像できるけど、まあこのクラスのところでそんな贅沢はね(笑)

という訳で、マルゴー満喫の半日でした。

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