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ぺサックのシャトー巡り 2018

ワインシャトー
12 /02 2018
ジレ・ジョーヌ(Gilets jaunes、黄色いベスト)のデモが続いて不穏な空気漂う週末のフランスですが、一体いつまで続くんだろう。真っ先に打撃を受けているのはクリスマスを控えて稼ぎ時の商店のみなさん…、ショッピングセンターを封鎖して何の意味があるんだ。パリだけでなく、ボルドーでも警察とデモ隊の衝突があったらしくて、ちょっと心配。うちは市庁舎からも、デモがあると必ず通るアルブレ通りも近いので、車を壊されたりとかいう心配とも無縁ではない訳で…。

まあ、そんなことを言いつつもぺサック・レオニヤンののポルト・ウヴェルトに行ってきました。幸い、このルートには問題なかったです。先週ラックのショッピングセンターに出かけたら、月曜だったのにアキテーヌ橋がジレ・ジョーヌに封鎖されていて、警察が手前のブールヴァールを既にブロックしていて辿り着けなかった上に、2時間ばかりロス
なので、車で出かける時には多少覚悟がいる。

まず最初は、ロカード(環状道路)のすぐ外側にあるChâteau Baretから。
いつも前を通っていたけど、入ったことはなかった。意外にもたくさんの人が来ていて、パニクっているのにお喋りなおばちゃんがなかなか注いでくれず、遂には途中で諦めて白と赤1種類だけ試飲して出てきましたが、白がおいしかった。雨がしょぼしょぼ降るお天気だったけれど、人出はいつも通りだったみたい。

こんな様子では本命に早めに行かなければと、今回のお目当て、レオニヤンにあるChâteau Malartic-Lagravièreへ。
今年参加のクリュ・クラッセ組は3軒しかなく、有名シャトーが軒を連ねるレオニヤン・マルティヤック両村では唯一とあって、押すな押すなの大混雑。前に開いていた時、夕方6時ぐらいに来たらもうだめと言われて入れなかったので、今回はちゃんと早めに来ましたが、車を停めるのにも一苦労。
せっかくなので見学しましたが、カメラを忘れたので写真がヘボいです…。

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入口に飾ってあった帆船の模型は、18世紀の所有者マラルティック提督がケベックへ向かった時の船だとか。

malartic2.jpg
そういえば、エチケットはこの船だな。

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ステンレスだけでなく木製のタンクも使われていますが、この中にぶどうジュースを送り込むシステムなどが自動化されていてウルトラモダン。

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赤の樽貯蔵室。白に比べて格段に広い。

とにかくすごい数の見学者で、次から次にグループが出発しているので、前のグループに追いついてしまう。最後の方は2つぐらい前のグループに合流して、試飲になだれ込みましたが、ここもすごい人でかき分けてやっとテーブルへ。
同じオーナーのシャトー・ガザンの白と赤、そしてマラルティックの赤の3種類。どれもおいしかったけど、さすがグラン・クリュ!という感動はなかったかなー。そもそも、一口で終わってしまうぐらいしか注いでくれなかったので、よく味わう間もなかったのだけど(笑)

ここまで来たので、もう少し足を延ばして一番南端にあるChâteau Mancèdreへ。
地図で見るともっと遠いのかと思ったら、すぐでした(笑)
聞いたことない名前だなと思ったら、2001年にできた新しいシャトー。建物も新しく、お客さんも少なかったですが、パラパラやってくくるお客さん1組ずつに1人がついてじっくり試飲と説明をしてくれる感じの良いところでした。ワインは白と赤の2014、2015、2016。若いものから試飲していくのが普通ですが、ここでは2014からと言われ、確かに2015の方がフルーティで飲みやすく、2014で感じたアグレッシブさがない。これは旨い!さすが2015だ!とすっかり買う気になっているprince。しかしその後の2016!衝撃的に、ものすごく良いのです。当たり年と評判の高い2015を上回る出来。

mancedre.jpg 2016は21€でした。

来てよかったー。

最後にマラルティックとマンセードルの間にあったChâteau de Franceへ。
ここは前にも来たことがあるのですが、せっかくなので4軒目。スタンプラリーをやってればこれで4つ制覇できたはずなんだけど、最初のシャトーで既に躓いたので今年は諦めました…。
試飲はセカンドのシャトー・コキヤスの赤、ドゥ・フランスの白、赤のミレジム違いで2種類と盛りだくさん。シャトー・マラルティックに来ていた牡蠣の直売で1ダース買っていたので、どこかで白買ってもいいね、なんて言っていたんだけどここの白は赤よりも大分高かったので止めました(笑)。コキヤスの白があればお手頃だったんですけど…。

という訳で、今年は4軒中3軒が初めてのところでした。しかも全部良かった!しかしいよいよ新規に行くところがなくなってきたかも

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Les Filles du soleil/バハールの涙

映画
12 /03 2018
構成員がすべて女性の部隊を扱った戦争映画。

fillesdusoleil.jpg 「LES FILLES DU SOLEIL」
Sortie : le 21 novembre 2018
De : Eva Husson
Avec : Golshifteh Farahani, Emmanuelle Bercot, Zübeyde Bulut, Maia Shamoevi, Evin Ahmad ...
あらすじ イラクのクルディスタン地域で、イスラム過激派から街を解放しようと戦う「太陽の娘たち」部隊のところへフランス人従軍ジャーナリストのマチルドがやってくる。息子を取り戻す為に決死の覚悟の隊長のバハールをはじめ、部隊はすべてISに捕らわれの身になっていた女性たち。自由の為に立ち上がる彼女たちが報われる日は来るのか…?

2014年8月にISによって行われたヤズィディ(クルド人)の虐殺を元に作られた映画で、女性部隊も実在します。女性・他民族蔑視のイスラム過激派ですから、彼女たちがどんな目に遭ったかということは想像に難くないのですが、それが結構露骨に見せられるので辛い。しかもこの紛争、今もって続いているので、最後めでたしめでたしみたいな感じで終わるのが批評家に総スカンを食らっている原因か。ゴルシフテ・ファラハニとエマニュエル・ベルコ、いい女優を2人揃えているのに、あまり味が出せていないのも残念。息子が見つかって良かった~、で終わるにはテーマが複雑で大きすぎるんだろうけど、最近忘れられ気味のこの地域にスポットを当てる意義は十分あると思う。

2019年1月19日より日本公開 「バハールの涙」オフィシャルサイト

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Les Chatouilles

映画
12 /07 2018
またまたキビシイ映画を観てしまいました。

leschatouilles.jpg 「LES CHATOUILLES」
Sortie :le 14 novembre 2018
De : Andréa Bescond, Eric Métayer
Avec : Andréa Bescond, Karin Viard, Clovis Cornillac, Pierre Deladonchamps, Grégory Montel ...
あらすじ 8歳のオデットはダンスとお絵かきが好き。いつもうちに遊びに来ている両親の友達のおじさんが、お人形ごっこで遊ぼうというのに疑問を持つはずもなくついて行く。…秘密を抱えたまま大人になったオデットは、怒りをダンスでしか表現できなかったが、ある日口を開くことを決意する…。

監督・主演のアンドレア・ベスコンが、パートナーのエリック・メタイエと共に書いた舞台劇の映画化。彼女自身の経験を元にしているのがよく分かる痛さ。映画化に当たって、カリン・ヴィアールにぜひ母を演じて欲しかったという通り、恐ろしく冷たい母にぴったりなだけでなく、本当の母娘かと見まがうほど似ている。クロヴィス・コルニヤックの気弱で優しい父は意外な配役で良かった。
テーマは重いけど、随所に散りばめられたシニカルな笑いがいいアクセントになっていて、アンドレアの前向きなキャラと相まって結構明るい感じ。
しかし、子供の性的虐待ってフランス(だけはないと思うけど)でそんなに多いんですね…。

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A star is born/アリー スター誕生

映画
12 /09 2018
やっと観てきました、ブラッドリー・クーパーの「スタア誕生」リメイク版。

astarisborn.jpg 「A STAR IS BORN」
Sortie : le 3 octobre 2018
De : Bradley Cooper
Avec : Lady Gaga, Bradley Cooper, Sam Elliott, Andrew Dice Clay, Rafi Gavron ...
あらすじ 場末のバーで歌っているアリーを見かけた人気歌手のジャクソンは、彼女の才能に惚れ込み自分のステージに招待する。愛し合うようになった二人は、一緒にツアーを回り、幸せな日々を過ごすうち、アリーにはやり手プロデューサーが付き、スターへの階段を駆け上がってゆく…。

何度もリメイクされている往年の名作「スタア誕生」。と言っても、私はどれも観たことないですが(-_-;)
今作は最初から話題でしたが、あまりにも公開から日が経っているので、もしかして夏休み映画だったかと思ってしまいました。いや、さすがにそこまで古くはなく、現在10週目。で、ちょっと期待し過ぎた感が…。もっと音楽が前面に出てるのかと思ったら、そこはブラッドリーが監督なだけにストーリー重視、それも彼の役にウェイトが置かれていて、かつてのスターの栄光と悲哀、それから2人の愛が大きく描かれていてそれはそれでいいのですが、音楽が退屈!2人が歌う「Shallow」なんか、グラミーにもノミネートされているけど、いやー、全然、まったく、印象に残らない。ガガが曲も担当してるんですよね?彼女の今までとイメージ違うけど、そこは映画に合わせてるとしても、こんなに退屈になるならいっそ今までの曲を使えばよかったのに(笑)
それぞれの歌のシーンはレディー・ガガ、うまいなとは思うけど、圧倒的な存在感を持って歌い継がれるテーマ曲(例えばホイットニー・ヒューストンの「ボディーガード」とか)ではないですね。
ちょっと前に観た「ボヘミアン・ラプソディ」以来、ずっとクイーンの曲が頭を回っている状態なので、それと比べるとどうしても見劣りしてしまうのは仕方ないかも。

「アリー/スター誕生」オフィシャルサイト 2018年12月21日より日本公開

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アルカションのお菓子

グルメ
12 /10 2018
毎週土曜にはデモがあるので、こんな日は出かけないのが一番と、うちでせっせと庭しごとに励んでいました。ひっきりなしにサイレンの音とか、車の防犯ベルとか、デモ隊の雄叫びとかは聞こえていましたが、ボルドーではパリみたいにエスカレートすることはないと思っていました。でも実は先週も市庁舎前でちょっとした衝突があったので、今週はかなり警戒体勢に入っていたらしい。午前中にメリアデックに買い物に行った時には静かだったけど、大事を取って映画館にも行かず。
そしたら翌日のニュースで、パリの次に大きな被害が出たのがボルドーだったと聞いて驚き。車で出かけたprinceが、ヴィクトル・ユーゴー通りを通ったら戦争の後みたいだったと言っていた。地方から上京する人が減った分、地元でデモに参加する人が増えたらしい。こんなことをいつまでもやっていたら、フランス経済に大打撃で結局自分たちの首を絞めることになっているって分からないのかね?

とまあ、陰鬱な雰囲気の年末ですが、気を取り直して(笑)
先日うちに招待したお友達が、お土産に持ってきてくれたお菓子。

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Sablé de la Dune

アルカションの隣町、ラ・テストにあるビスケット屋さんで作られている昔ながらのサブレ。

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手作り感いっぱいの素朴さ。

齧るととってもサクサクでほろっと崩れる軽い味。「サブレ」という名前がこれほどぴったりくるお菓子は初めてかも(笑)
(Sableは砂なので、サブレは砂で覆われた、という意味。)
いや、まあ中身は言ってみればただのサブレなのですが、面白いのはこの箱。Bourricheブーリッシュと呼ばれる牡蠣の箱の形をしています。本当の牡蠣は3つぐらいしか入らないサイズで、なんかかわいい。アルカションと言えば牡蠣なので、バカンスのお土産っぽいですね。持ってきてくれたお友達も、バカンス気分が出るでしょう~、と言っていました。
ちょっと変わったボルドー土産にいかが?

ROUMAT BISCUITERIE - 1 rue du Général Chanzy, 33260 La Teste de Buch

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