2014年に世界チャンピオンに輝いたパティシエ、ヤジッド・イシュムラアンの伝記映画。

　「A LA BELLE ETOILE」
Sortie le : 22 février 2023
De : Sébastien Tulard
Avec : Riadh Belaïche, Loubna Abidar, Christine Citti ...
あらすじ　幼いころからお菓子作りが好きだったヤジッド。ネグレクトの両親の元から受け入れ家庭、保護施設で育ちながら、有名シェフの元で修業し、一流のパティシエになる夢を持つ…。

この映画のプロデューサーでもある、ジャメル・ドゥブーズが抜擢した主演のリアド・ベライシュはSNSで活躍するお笑いインフルエンサー（らしい）。私は彼のビデオを観たことないので分かりませんが、確かに嫌味のない喋り方、可愛い顔立ちで人気が出るのも分かる。バンリュー育ちの割にアクセントもないし。
一方、このお話のモデルになったヤジッドはこんな育ちでありながら、パティシエになる夢を捨てずにまっすぐ育っているところがすごい。お菓子作りを教えてくれた受け入れ家族は、実の両親よりも本当の家族のよう。なぜこの家庭でずっと暮らさず、施設に入ることになったのかは説明ないので分かりませんが、ある程度の歳になったらそうするものなのかも。
と、お話のメインストリームは良いのですが、お菓子を作る場面で多用されるスローモーションとか、リアドの意味ないアップとかが不明。そして、世界チャンピオンになる場面、実際にはフランスチームはアイスクリームのデザート部門で優勝したのですが、なぜかそれが氷の彫刻になっているのが大いなる謎。それパティシエの仕事と何の関係もないんですが…(-_-;)
映像的に「映える」ものを使いたかったのがバレバレな演出。インスタグラマーのリアドだけに、そこ重要なポイントだったのかも（笑）

　ランキング参加中！