fc2ブログ

サンテミリオンのシャトー巡り 2023(2)

ワイン
05 /01 2023
サンテミリオンの村から出て車に戻り、次に向かったのはChâteau Balestard La Tonnelle。村から徒歩でも来れるほどの近さです。

stemilion7_20230510062627ac2.jpg
広いテラスを備えたモダンな建物。

おお、あそこが試飲会場ね、といきなり向かおうかと思っていたら、建物の入り口で待ち構えていたおじさんにつかまり、フランス語?ああちょうどよかった、今出発します、と有無を言わさず見学参加(笑)。サンテミリオンはこういうところ多くて、試飲だけ~とかあんまりさせてもらえず時間がかかる(-_-;)

stemilion8_202305100626288a2.jpg
まあでもなかなか楽しいおじさんの説明と、積極的に質問などする若い女の子グループのおかげで和気藹々と進みました。

stemilion10_202305100626313e2.jpg
試飲はモンターニュのCh. Roudier2019(14,25€)とバルスタール2015(38,25€)。

値段はこの日特別のポルト・ウヴェルト価格。普段はバルスタール51€(-_-;)
さて、モンターニュもなかなかおいしかったですが、ここまで出すほどでもないか…、と言う感じ。バルスタールはやっぱり良かったですけどね。まあ元々買おうと思って来てないので試飲できて満足。

stemilion9_2023051006262980a.jpg
テラスからの眺め。

名前に付いている"La Tonnelle"(あずまや)がこれ。15世紀のものだとかで、おそらくサンテミリオンの村の防御のために使われていたのでは、という由緒あるもの。向こう側に村の教会が見えます。

さて、もうだいぶ満足度も高まってきたのですが、あと1軒西側にあるクラッセのところ行こうと向かっていたら、フォーリー地区を通り抜けていた。そう言えば、Château Tour Grand Faurieの村の中にあるブティックが閉まっているのを見て、あ、買いたかったのに、とprinceが言っていて、予定外だけど前を通ったのでもちろん立ち寄りました(笑)

ここはサロンで何度も試飲したことあるし、よく知ってるのですが、家庭的なシャトーにありがちで、あるもの全部出してくれる上に気前よく注いでくれる。しかも急に雨が降ってきて狭いテントの中に4、5人の北欧系ヤロー達と一緒にぎゅうぎゅう詰め(笑)
ワインもモンターニュ、サンジョルジュ、サンテミリオン、それぞれ複数ミレジムある上に、メインのグラン・クリュに至っては2012から2020までずらずら~っと(笑)
で、もう何が何だか状態でしたが、買ったのはこの3種類。

stemilion11_202305100626325e6.jpg
サン・ジョルジュのFeytit Divon 2020(16€) と、トゥール・グラン・フォーリーの2016(22,50€)と2020(22€)。

ここ、お手頃なイメージだったんですが、私の記憶は10年ぐらいアップデートされてなかったようだ(笑)。でも相変わらずおいしいし、マダムも働いてる人も感じが良いシャトーです。見学・試飲(無料!)も随時受け付けているのでお勧め。サイトから申し込めます。

さて、最後は西の端っこ、ポムロールとの境にあるChâteau Corbin Michotteへ。ここ、2012年の格付けでクラッセから外れたものの、昨年復活。しかしクラッセ組だというのに誰もいない。有名シャトーがひしめくサンテミリオンきっての高級エリアにあるというのに、どういうことだろう。後から知ったのですが、この2012年の格付けの際、それまでずっと2つだけだったプルミエ・グラン・クリュ・クラッセAに新たに2シャトーが加わったことで疑念を呼び、降格されたいくつかのシャトーがこの時の格付けの正統性を巡って裁判を起こす騒ぎになり、結果それまで君臨していたトップの2軒をはじめ、いくつかが格付けに参加しなくなったという経過が。そんなこともあって、クラッセには復帰したものの、なんか評判悪くなっちゃったのかな…、なんて憶測ですが。
さて、ここも試飲は色々取り揃えていて、うちは白も作ってるの、ということで早速いただきます。これはウマい!これこれ、こういうのを探していたのよ。シャトーに来なきゃ買えない知る人ぞ知る、そしてちょっとお得感もある逸品。あとモンターニュ、サンジョルジュもあったけど、モンターニュを1杯ぐらいと、後はメインのコルバン・ミショットをミレジム違いでいくつか。このエチケットは見覚えがある、と思ったらワイン祭りで飲んだことがあった。その時もおいしいと思ったけど、やっぱりいいです。そして、ポムロールも2018と2016だったかな?意外にも新しい方が飲みやすくて、古い方がまだ口の中に引っかかる感じ。

stemilion12_20230510062634d0c.jpg
ボルドー白のMayne d'Olivet 2016(16€)とポムロールのCh. Cantelauze 2018(36€)

サンテミリオンに来たのに違うもの買ってますが、お値段を見ると、ポムロールとコルバン・ミショットあまり差がなかったのでポムロールを買うことにしました。ミレジムで私たちの意見が一致したのがポムロールだったというのもある。
試飲の時ひとりでぶらっと来たおじさんが一緒だったんだけど、彼はここはサンテミリオンだからこっちを買うよ、とコルバン・ミショットの方を買ってました。

という訳で、今年のサンテミリオンはちょっと収穫もあり(私は別に試飲だけで終わっても構わないんだが、何も買わないとぶつぶつ文句を言う人が(-_-;)、近年になくいっぱい試飲もできて満足でした。

ランキングバナー  ランキング参加中!

トラムが空港まで延伸

ボルドーあれこれ
05 /02 2023
遂にボルドー空港にトラムが繋がりました!2年ぐらい前から大規模な工事が始まって、メリニャックに車で行くのが大変だったけど、今年の初めぐらいからテスト走行が始まった、というニュースを聞いてまだかなまだかなと待っていた。4月の終わり、ということ以外つい最近まで開通日が明らかにされず、パック(イースター)のバカンス期間には間に合わずに私たちがニースに行く時にももちろんダメだった。でも、バカンス期間は利用者が多いから、最初のうちは不具合があるかもしれないからわざと避けたのかも(笑)

tram_2023051806490018c.jpg
A線 空港Aéroport行き。よく見ると、Airportと英語表示も。

メリニャックのQuatre Chemins駅で既存のル・アイヤン行きと空港行きに分かれます。そのまままっすぐ行けば空港なのに、ここでくりっと曲がってメリニャック市役所の方へ向かってしまうという不思議なルートを取っていたトラムですが、新設された空港へのルートは単線。でも平日昼間は10分おきに運行とのことでなかなか便利。ボルドー中心と空港が30分で結ばれ渋滞の恐れもない。大きい荷物を持っての乗り降りもバスと違ってトラムならスムーズだし。この前ニースに行って、空港と市内がトラムで行き来出来て便利さを実感しましたが、これからはボルドーもアクセス抜群です!
空港だけでなく、巨大ショッピングセンターのメリニャック・ソレイユにもトラム1本で行けるようになるので嬉しいな。

ランキングバナー ランキング参加中!

春野菜の季節

おいしいもん
05 /03 2023
物価の高騰で、例に漏れず野菜や果物も軒並み高い。この前普通のニンジンを買おうとしたら、2,49€/㎏で驚いた。一番安いバラ売りで大きさもバラバラだったりするタイプのニンジンよ。ちょっと前まで1€以下だった。先週買ったのと比べても、0,50€も上がっている。間違いかと思わず何度も見直してしまった。そんな今日この頃なのに、なぜかホワイトアスパラは出始めから安かった。スーパーが買い叩いたのか、一気に収穫して大量に捌く必要があったのか分かりませんが、コンスタントに5~6€/㎏。しかもいつもならこんな値段だとちょっとどうかなー、というような鮮度が落ちた感じのだったりするのに、真っ白ピカピカ。という訳で、何度か買って楽しんでいます。

asperges_2023051908283210d.jpg
いつも茹でてドレッシングで食べるだけなんだけど。

一般的にはソース・オランデーズ(マヨネーズの親戚のようなもの)で食べるのですが、作るのがめんどくさいし、個人的にはしつこくてあんまり好きじゃないので酸味を利かせたドレッシングの方が好き。ゆで卵をみじん切りにして、ミモザサラダっぽくするのも合うと思うんだけど、princeに拒否されたので止めました(笑)

radis.jpg
春野菜の王道、ラディッシュと葉玉ねぎ。

といっても、年中売ってるんですけどね。春になるとたくさん出てきて値段も安い。ラディッシュは葉っぱを取っておいておひたしにするのが好きでよく買いますが、ラディッシュ自体はおつまみにそのまま食べるぐらいしかない。
でも、葉玉ねぎは利用範囲が広くて使える野菜で、普通の玉ねぎの代わりにお肉の付け合わせにしたりすると激ウマ。青いところを茹でて酢味噌和えにするのも好きだし、玉ねぎ部分は生で食べるのもおいしいし、最近のお気に入りです。

ランキングバナー ランキング参加中!

トマト植え付け

庭しごと
05 /05 2023
やっとポタジェ3号の準備ができたので、トマトを植え付けました。

jardin1_20230521062712470.jpg

今年も大玉は黄色のアナナスと黒のノワール・ドゥ・クリメを買ったつもりで、うちに帰ってからよく見たらノワール・ドゥ・リュシー(ロシアの黒)になっていた。クリメはアナナス同様ゴツゴツと起伏のあるトマトなのですが、このロシアの方はツルッと丸いトマトらしい。丸い方が皮を剝きやすいしいいんですが、名前が気に入らない(笑)。それに、クリメとおんなじぐらいおいしいのかどうか分からないし…、買う時間違えないように気を付けていたつもりだったのに(-_-;)
中玉は去年と同じ、サン・ピエールとアンディーヌ・コルニュ。どちらも優秀でたくさん収穫できるので、今年も同じのを植えました。
ミニトマトはどの品種が良いのが分からなかったので、お店の人に大きめの粒のはどれ?と聞いてお勧めされた2種類。どちらも見覚えのない品種なので初めてかな。一つは既に花が咲いてしまっているので、早く収穫できるかも。

jardin2_20230521062713b5e.jpg
コクリコが花盛り。

最初にイメージしていた花畑っぽくなってきました。

jardin3_202305210627144e5.jpg
他の草が茂り過ぎて、ますます野っ原な感じ(-_-;)

こういう景色はbucoliqueだなあ、と思うのですが、日本語でなんて言うんだっけ?と辞書を見たら牧歌的となっていた。なんかちょっとニュアンスが違う気がする…。

jardin6_20230521062719f1f.jpg
違う角度から見ても、やっぱり鬱蒼としている…。

向こうの壁とか見えないし。

jardin4_202305210627164cd.jpg
トビラの花発見。

すごくいい香りなのに、あんまり花が付かない。やたら新芽が伸びるので、刈り込んでいたら、実はこっそり奥の方の枝には花がついてました。もしかしてもうちょっと待った方が良かったかな?と思ったけど、花が咲く枝は短いのよね。ぎゅーんと伸びてる枝には花が咲く気配はない。まだ若い木だからそんなに咲かないのか、刈り込む時期を間違えたのか。
この下にミニバラを植えているので、枝が伸びすぎて陰になっているので切らざるを得ない。

jardin5_202305210627170d1.jpg
それでもちゃんと花が咲きました。

しかも結構元気な感じ。良いコンビネーションなのかしら?

ランキングバナー  ランキング参加中!

シシトウ植え付け

庭しごと
05 /06 2023
ポタジェ3号は広いので、トマトを6本植えてもまだ結構スペースが残ってます。

jardin7_20230521182342baa.jpg
反対側にシシトウ5株。

6株セットを買ったんだけど、1つ根元が茶色くなってくたっとしていたので、下を切り落として苗床に差してみました。根っこが出てくれるかどうか分からないけど、今のところ残りの葉っぱは元気です。
日本に帰った時に、シシトウの種を買おうかなとも思ったけど、このバスクの辛くない唐辛子でもほぼ同じなのでこれでいいやと。種まきから始めると時間かかるしね…。
真ん中は日本から持ってきたゴボウの予定地ですが、苗がまだできてないのでとりあえずシートでカバー。植えた苗の周りも隙間なくカバーしておかないと、猫に引っ掻き回されるので、こういう見苦しい感じ(-_-;)
それでも無理やり空いてるところを掘られるのですが。

ちょっとポタジェが一段落(というか、買ってきた苗を植え終わっただけ)したので、お花の世話をする余裕が出てきました。

jardin8_2023052118234330e.jpg
野生のグラジオラス。

邪魔なところを抜いて、ピンポイント的に残したらいい感じ!

jardin9_202305211823457bd.jpg
ツルアジサイもあっという間に開花。

普通のアジサイと違ってあっという間に終わってしまうけど、可憐な花が可愛くて好き。

jardin10_2023052118234647a.jpg
全体で見ると結構たくさん。

なぜか上の方の枝が枯れていって、どんどん背が低くなってくるんですけど…、株分けしておいた方がいいかな。

jardin11_202305211823478be.jpg
大きいバラも開花。

jardin12_20230521182349a96.jpg
黒バラも今年は最初から全開。

いつもは春にはこんなに開かないうちに萎むことが多いんですが。まだ細い枝にこんな大きな花が付いてしまうと、重さで垂れ下がってしまうので、いくつか切り花にしてうちの中へ。見た目はあんまり好みじゃないんですが、香りが高い品種なので玄関に置いておいたら香りが充満!あ~、いい匂い…。

ランキングバナー  ランキング参加中!