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年初めのつまづき

フランス生活
01 /03 2024
新年明けましておめでとうございます。
2024年、このブログも15年目となりました。相変わらず滞りがちですが、マイペースに続けていきたいと思います。
日本ではお正月気分の吹っ飛ぶ事件が立て続けに起こり、落ち着かない方も多いかと思います。1日でも早く、元通りの生活に戻れますように。

さて、こちらは先日も書いたとおり、クリスマス以来の胃腸炎からようやく回復したところで、年明け早々に胃腸カメラの検査が控えており、正月だというのに酒も飲まず(笑)、野菜と果物、脂っぽいものを避けた侘しい食生活に入りました。そして今朝、お昼ご飯はササミの雑炊にするか…、などと考えていたところへ病院から電話。明日の検査、手術室に空きがなくてキャンセルになりました、と言う。24時間切ってからそんな連絡って、アリ?元日から食事制限してたのに~、と事務の人に訴えたってどうしようもないんだけど。
そんな訳で、1週間遅れでフォアグラ食べたり、久しぶりにワイン飲んだりしました。
問題は、この3日間の食事制限をもう1回やり直さないといけないことで、考えただけで気が滅入る…。
で、年明けから躓いてしまって縁起が悪いったら。

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ずっと暖かいので、庭のヒヤシンスももう蕾が出ています。

来週にはシベリアから寒気が降りて来るらしいので、このままストップかもしれないけど。

peyberland.jpg
健康で幸せな1年でありますように…。

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Past lives/パスト ライブス-再会

映画
01 /04 2024
韓国出身のセリーヌ・ソン監督によるアメリカ・インディペンデント映画。

pastlives.jpg 「PAST LIVES - NOS VIES D'AVANT」
Sortie le : 13 décembre 2023
De : Celine Song
Avec : Greta Lee, Yoo Teo, John Magaro ...
あらすじ ノラとヘソンは仲良しの幼馴染だったが、12歳の時ノラは家族と共にカナダへ移住し、それきり連絡は途絶えた。24歳の時ニューヨークに移ったノラは、ヘソンとオンラインで再会するも、お互いに行き来することはなかった。36歳になったヘソンは遂にニューヨークへとやってくる…。

監督の経歴を見ると、まんまこのノラと同じく、韓国からカナダに移住してのち作家・劇作家としてアメリカで活動している。アメリカで逞しく生きてきた女の子が、韓国人のうじうじはっきりしない男の子に業を煮やすというか、行動力も決断力もない彼とはこれ以上進展しないと見切ってしまうというか(笑)
この展開を見て、やっぱり韓国映画とは違うなあと思いました。このヘソンを見てるとまるで日本人みたいで、韓国映画に出てくる男とは違う。って、それほど観てる訳じゃないけども。アメリカ人の彼とさっさと結婚する辺りは、身に覚えもあり(笑)、移住者ならではのエピソードだと思ったり。
切なくもどかしい、ちょっと昔の日本のドラマを思い出させるようなふたり。主演俳優のユ・テオ、笑顔が爽やかで魅力的。

「パスト ライブス/再会」 オフィシャルサイト 2024年4月5日より日本公開

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Mars express

映画
01 /08 2024
フランス産大人向けアニメ。

marsexp.jpg 「MARS EXPRESS」
Sortie le : 22 novembre 2023
De : Jérémie Périn
あらすじ 2200年。私立探偵のアリーヌはパートナーのアンドロイド・カルロスと共に、著名なハッカー・ロベルタを捕えるため地球へ赴く。無事依頼を果たして火星へ帰還すると、なぜかロベルタの逮捕状は消え去っていた。行方不明のサイバネティクスの学生を探すという新たな仕事に取り掛かったアリーヌとカルロスは、火星の裏社会の秘密に迫っていく…。

予告を観て、明らかに大人向けだと思ったけれど、予想以上に複雑でややこしい話だった(笑)
ディズニーやジブリのような大規模なスタジオでなく、こじんまりした小品なので、当初は地味な感じでしたが、徐々に口コミで人気も広がっているようで、週を追うごとに上映回数が増えてたりして。
ロボットと人間との共生、ロボットが人間の手に負えなくなる未来といった、SFの世界では割とよくあるテーマですが、ロボットにもただの機械と、死んだ人間の記憶を植え付けたアンドロイドの違いがあったり、ロボット側につく人間もいたり、となかなか奥深いテーマ。宇宙の映像もきれいで、フランスアニメも頑張ってます。
声優にはアリーヌ役のレア・ドリュッケー、黒幕のマチュー・アマルリックと、実力派俳優を配していますが、カルロス役のダニエル・ンジョ・ロべ、知らない名前だと思ったら、俳優としてよりも声優として活躍している人で、アメリカ映画の吹き替えなんかをたくさんやっています。どおりでええ声だと思った(笑)。日本のように声優という職業はあまり確立されていないけど、それなりにスペシャリストな人っているんですね。

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雪です

ボルドーあれこれ
01 /10 2024
週末からぐっと寒くなったなあと思っていたら、今日は朝窓の外を見ると雪。道に停めた車に真っ白に積もっている。

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お昼近くなってもまだそれほど溶けず。

気温は午後には3℃ぐらいまで上がったので、庭もほとんど溶けましたが、空から落ちてくるのは相変わらず雨でなく雪。

こんな天気でも、ドアの前ではブブールちゃんが真ん丸になって待ってました。

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つい昨日までは、日がさんさんと照ってあったかかったんだけど。

今日はうちに入ってきて、いつものこの特等席を眺めて、あれ、お日様がいない…、という顔をしてました(笑)

ボルドーで雪が降るのは本当に珍しいので、全国ニュースでも取り上げられていたりして。

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The Quiet girl/コット、はじまりの夏

映画
01 /11 2024
UGC恒例の前年公開の映画傑作選Les Incontournables。今年は2週間に渡って25作品を再上映。今まで1週間しかなかったのでボルドーではやる作品が限られていましたが、今回は全部網羅。目ぼしいものは大体観ているけれど、中には公開時ボルドーに来なかったのもある(多分)。で、聞いたことなかったけど調べてみたらオスカーの呼び声も高いアイルランド映画を観てきました!

quietgirl.jpg 「THE QUIET GIRL」
Sortie le : 12 avril 2023
De : Colm Bairéad
Avec : Carrie Crowley, Andrew Bennett, Catherine Clinch ...
あらすじ 1981年のアイルランド。9歳のコットは、夏の間親戚の農家に預けられる。大家族の中で誰からもかまってもらえず育ち、無口で友達もいなかった彼女は、アイリンとショーンの夫婦に温かく接してもらい、次第に心を開いていくが、この家にもコットの知らない過去があった…。

アイルランド映画自体珍しいのだけど、てっきり英語なんだと思っていたら、全然言ってることが分からない。最初はひどく訛っているのかと思ったけど、それにしてもわからなさすぎるし(笑)、響きが全然違う。それに、冒頭のクレジットは英語で書いてあるけど、名前にアクセント記号が付いている。で、そうか、アイルランド語(ゲール語)なんだな、と気が付きました。主人公の少女はCáitと字幕に書いてあるけど、コー(ト)と発音しているように聞こえ、のっけから、は?って感じ。ところどころ英語も交じってますけどね。アイルランドが舞台の映画でも、製作は英米で英語を話しているのしか聞いたことなかったので驚きました。
さて、この映画はコットを演じるキャサリン・クリンチがとにかくすごい。9歳になってもおねしょが止まらず、ひどく内気で無口で学校でもまともに英語も読めず、みんなからつまはじき。うつむいて何も言わないコットの葛藤とか心情をこの歳でこれだけ表現できるって天性の素質っていうんだろうか。地味でみっともなかった彼女が、心優しい夫婦の愛情を一身に受けて目に見えてかわいく明るくなってくるところもいい。夏が終わってうちへ帰ってみれば、きちんときれいに片付いていたアイリンの家との違いに呆然とするし、父譲りの姉たちの躾の悪さときたら…。帰りたくない、帰らないって言えよ!と、静かな話なのに思わず拳を握って応援してしまう、力強さを秘めた映画でした。監督のコルム・バレードはこれが長編デビューとのことで、今後にも期待です。

「コット、はじまりの夏」公式サイト 1月26日より日本公開

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