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The Guilty

映画
08 /12 2018
夏休みでフランス映画が出ないので、その分珍しい国の映画が出ています。今日はサンダンス映画祭、ボーヌの犯罪映画祭などで数々の賞を獲得しているデンマークの新星。

theguilty.jpg 「THE GUILTY」
Sortie le : 18 juillet 2018
De : Gustav Möller
Avec : Jakob Cedergren, Jessica Dinnage, Johan Olsen, Omar Shargawi, Jakob Ulrik Lohmann ...

あらすじ 誘拐された女性イーベンからの緊急電話を受けたアスガー。しかし途中で途切れてしまう。彼女を見つけ、保護する為に彼にあるのは電話だけ…。

この設定で想像はついていましたが、映像は最初から最後までコールセンターの中の完全な密室劇。しかも数人の同僚はいるけれど、ほぼ常にアスガーのアップ。85分間このアップに耐えられるアスガー役のヤコブ・セーダーグレン、昔のケヴィン・コスナーみたいな端正な顔。お話はこのアスガーと、電話の向こうのイーベン、娘のマチルドらとのやり取りで進むので、他の登場人物はすべて声のみ。その声、そして聞こえてくる音に神経を研ぎ澄ませ、イーベンの場所を割り出そうと奮闘するアスガー。時々割り込んでくる相棒の警官や、上司らとの会話から、アスガーに何らかの問題があって、電話番に格下げされていると分かってくるのですが、その問題とは一体?と本筋の事件と共に疑問が浮かんでくる。
最後まで退屈せず、緊張感のある展開をアスガーの表情と、共演者たちの声、音だけで表現していて、観ている方もアスガーと同じように状況を想像させられる。まるで本を読みながら、頭の中に無限の映像が広がっているような、そんな不思議な感覚でした。映像としては何も映っていないのに、ちゃんとスリラー映画を観た、という気がする。傑作。
実は、観る前はデンマーク語聞いても全然わからんしな~、とあまり乗り気でなかった私ですが、そんなことを一瞬で忘れ去って話に引き込まれました。ちなみに劇中登場する112はEU及び周辺国の共通緊急番号なので、覚えておきましょう。

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